天然の風合いを生かす、屋外垂直面専用ワックスクリーム
WoodCreamは、屋外の垂直木部を保護し、美しく着色するとともに、高い撥水性能を付与するワックスベースのクリームです。
独自のLong Contact Technologyにより、木材の導管を塞ぐことなくクリームが木材内部へしっかりと浸透し、木材本来の調湿性や木目の美しさを維持します。
環境に配慮した処方で、1回塗りで簡単に施工でき、木材本来の自然な質感と風合いを長期間保ちます。
施工方法
1. 下地処理(著しく風化した木材の場合のみ)
木材の風化が進みすぎていて、すぐにサンディングできない場合は、まず水、またはExterior Wood Cleanerを使用して汚れを除去してください(使用方法は「STEP2」を参照)。
あらかじめ汚れを落としておくことで、サンディング時にサンドペーパーが目詰まりしにくくなります。
2. 塗布方法
2-1. 新材・未塗装木材への施工
STEP1
木目に沿って#120までサンディングしてください。
やや粗めの研磨の方が、製品の密着性と性能を高めることができます。
STEP2
木材表面を霧吹きなどで軽く湿らせます。
その後、Exterior Wood Cleanerと硬めのナイロンブラシ(保護手袋を着用)を使用して洗浄してください。Exterior Wood Cleaner:水=1:9で希釈します。
(汚れや風化の程度によっては、より濃い濃度が必要になる場合があります。)
洗浄液が乾燥しないうちに、十分な量の清水で洗浄液が残らないよう完全に洗い流してください。
STEP3
木材を完全に乾燥させてください。
STEP4
使用前にWoodCreamを十分に攪拌してください。
必要に応じてWoodCream Softenerで希釈し、均一になるまで再度よく攪拌してください。
WoodCream Softenerで希釈する場合
① ラフソーン材(粗挽き材)、非常に吸い込みの多い木材、または含水率14%未満の乾燥した木材
→ 最大1:1まで希釈可能
② エイジング調や、より透明感のある仕上がりにしたい場合
→ 最大1:1まで希釈可能
※Grey CollectionのカラーにWoodCream Softenerを加えることで、施工直後から自然なエイジング調の仕上がりを表現できます。
STEP5
ブラシや刷毛を使用し、垂直面に均一に塗布してください。
木材の施工方向に沿って仕上げながら、3〜4枚の板ごとを目安に作業を進めます。
【ポイント】
・塗り継ぎ跡(ラップマーク)が発生しないよう、常にウェットエッジを維持してください。
STEP6
12時間乾燥させます。
※1回塗りの場合は上記で塗装完了となります。
【重要】より隠ぺい性の高い仕上がりをご希望の場合は、2回目の塗装を行うこともできます。
2回目は、乾燥開始から3時間以上経過後、できれば24時間以内に施工してください。
塗膜が厚くなりすぎるのを防ぐため、2回目はWoodCream Softenerを25〜50%添加して希釈してください。
※2回目塗装について
1回目の塗装によって木材表面はすでに撥水性を持っているため、2回目は1回目ほど容易には浸透しません。
ブラシや刷毛で一方向へ大きく均一に伸ばした後、数回ブラッシングして十分になじませることを推奨します。
2-2. WoodCream施工面のメンテナンス(再塗装)
Exterior Wood Cleaner10%:水90%で希釈し、表面を洗浄してください。
その後、同じ色のWoodCreamを再塗装します。
WoodCream SoftenerをWoodCream:Softener=9:1〜最大1:1の範囲で、希望する仕上がりに応じて希釈してください。
2-3. Rubio Monocoat以外の旧塗膜の改修
STEP1
劣化して浮き上がった旧塗膜や毛羽立った木部を除去してください。
木目に沿って#120までサンディングします。
やや粗めの研磨の方が、密着性・性能ともに向上します。
【注意】既存塗膜が著しく劣化している場合は、木地が完全に露出するまで塗膜を除去し、新材と同じ施工手順で施工してください。
STEP2
木材表面を軽く湿らせます。
Exterior Wood Cleanerと硬めのナイロンブラシ(保護手袋着用)を使用して洗浄してください。
Exterior Wood Cleaner:水=2:8
洗浄液は乾燥させず、泡が完全になくなるまで十分な水で洗い流してください。
STEP3
完全に乾燥させます。
STEP4
WoodCreamを十分攪拌し、WoodCream Softenerを25〜50%添加してください。
ブラシや刷毛で1回目を塗装します。
3〜4枚の板ごとに区切り、木材の施工方向に沿って作業してください。
【ポイント】ウェットエッジを維持し、塗り継ぎ跡を防いでください。
STEP5
乾燥開始から3時間以上経過後、できれば24時間以内に2回目を施工してください。
これにより、木地部分と旧塗膜が残っている部分との光沢差を抑えることができます。
なお、1回目の塗装後はすでに撥水性があるため、2回目は浸透しにくくなります。
ブラシや刷毛で一方向へ均一に伸ばした後、数回ブラッシングして十分になじませてください。
STEP6
12時間乾燥させてください。
2-4. 工業塗装
※工業塗装ラインで使用する場合は、詳細な施工方法についてはお問い合わせください。
2-5. 高圧洗浄機使用時の注意
高圧洗浄は洗浄液を除去する方法として有効ですが、使用方法を誤ると木材を著しく傷める恐れがあります。
高圧洗浄に慣れていない場合は、ホースによる散水洗浄を推奨します。
高圧洗浄を行う場合は、木材表面を傷めないよう十分注意してください。
使用圧力は34.5〜55bar(500〜800PSI)以下としてください。
ノズルは木材表面から30cm以内を目安に使用してください。
木材には0度ノズル(ストレートノズル)は絶対に使用しないでください。
推奨圧力を超えたり、ノズルを近づけすぎると木材表面を傷める原因になります。
メンテナンス
冬季終了後、年に一度の点検を推奨します。
以下の3点をご確認ください。
• 汚れ・藻類などの付着
(低圧の水と柔らかいブラシで清掃してください。)
• 色あせ
• 撥水効果(パール効果)の低下
必要に応じてメンテナンス塗装を行ってください。
目安は次のとおりです。
• 一般的な環境:約5年ごと
• 過酷な環境:約3年ごと
• 良好な環境:最大10年程度維持する場合があります
色あせが見られた場合は、
WoodCream:WoodCream Softener=9:1〜最大1:1
の範囲で希釈し、メンテナンス塗装を行ってください。
メンテナンス時期は、
• 紫外線量
• 地域環境
• 方位
• 木材樹種
• 希望する色調
によって異なります。
海岸沿い、湖畔、湿地帯などでは、より頻繁なメンテナンスが必要となる場合があります。
使用上のポイント
• 使用中も定期的に攪拌し、顔料を均一に保ってください。
• 直射日光下での施工は避けてください。
• 気温30℃以上、または日陰がない場合は、WoodCream Softenerで希釈すると施工性が向上し、乾燥も緩やかになります。
• 粗い木材や吸い込みの多い木材にはWoodCream Softenerによる希釈を推奨します。より高い隠ぺい性が必要な場合は2回塗りを行ってください。
• スプレー施工も可能です。その場合はIndustrial Diluent Concentrateで希釈し、使用前に同製品のテクニカルデータシートをご確認ください。
【注意事項】
WoodCream Softenerを添加すると、製品の耐UV性能は低下します。
添加量が多いほど、早期の退色が起こりやすくなります。
製品情報
WoodCreamは木材の導管を塞がないため、木材は呼吸を続け、適切な調湿性能を維持します。
また、高い撥水性とセルフクリーニング性により、藻・カビ・菌類などの微生物が繁殖するリスクを低減します。
【その他情報】
試験結果
国際規格DIN EN ISO 2409(クロスカット密着試験)に基づく密着性試験で最高評価「Class 0」を取得。
塗膜が剥がれにくく、優れた耐久性を発揮します。
分類:Class 0
WoodCreamはクロスカット試験による耐スクラッチ性・密着性試験を実施しています。
評価はClass0(最良)〜Class5(最も劣る)の6段階で行われ、本製品は最高評価であるClass0を取得しました。
この結果は、塗膜の剥離が認められず、塗膜が健全な状態を維持していることを示しています